日本ハム矢沢宏太の「リアル二刀流」が実現する日 投手デビューは1回を3人2Kピシャリ!
ドラフト1位のポテンシャルを見せつけた。
日本ハムのドラ1ルーキー矢沢宏太(22)が21日のオリックス戦の八回に投手デビュー。先頭打者を2球で追い込んで一ゴロに仕留めると、続く2人は空振り三振に打ち取った。7点ビハインドとプレッシャーのかからない場面とはいえ、1回を3人でピシャリと締めた。
「楽しかった。無失点でベンチに帰れてよかった」という矢沢に、新庄剛志監督(51)も「もう1回くらい点数に余裕のある時に、今度は勝ちゲームで投げさせてみたい」と満足げだ。
今季は開幕一軍入りすると、野手としては主に右翼を守り、打率こそ.213と物足りないが1本塁打、2盗塁をマーク。「球団は野手の方を特に評価している」(球団OB)と言うように、もともと打撃は期待されている。投手としても結果が見込めれば、矢沢が日体大時代、「投手と野手、どちらかは選べない。どっちも同じくらい好きで、両方やりたい」と日刊ゲンダイに明かした夢の実現が現実味を帯びてくる。
そんな矢沢に期待されるのが「リアル二刀流」だ。代名詞であるエンゼルス大谷翔平(28)は登板日に「DH」で出場しているが、矢沢の場合は外野手をやりながら、試合状況に応じてマウンドを行き来することも実現可能だろう。