青学・常広が投壊巨人のドラ1候補に急浮上! 原監督のノーコン嫌いで消えた“本命”の名前
11日に行われた全日本大学野球選手権で18年ぶり5度目の優勝を果たした青学大(東都)の最速153キロ右腕の評価がうなぎ上りだ。
明大(東京六大学)との決勝で10三振を奪い、2試合で計15回無失点。2勝を挙げた常広羽也斗(4年=大分舞鶴)のことで、MVPと最優秀投手賞の2冠に輝いた。
「楽天の岸タイプ」と言うある球団のスカウトは「直球の伸びとフォークの落差が武器。バランスが良くて、しなやかな腕の振りと投球フォーム。全体でもトップクラスの評価」と絶賛。
アマ球界に詳しいスポーツライターの安倍昌彦氏は「力感のないフォームから140キロ台後半の球がくるから打者は差し込まれる。右打者のアウトローへ150キロ近い球を続けて投げられる制球力がある。直球に角度があってスピンが利いているため、ホームベース上で回転がほどけない。捕手のミットに突き刺さる球質」と評している。
春のリーグ戦では3勝を挙げたものの、投球フォームを崩した影響でプロの評価を下げていたが、今大会でV字回復。そんな常広に対して特に熱心なのが12球団ワーストの防御率3.93にあえぐ巨人で、ドラフト1位指名候補にリストアップしている。