先週は金谷拓実vs中島啓太のマッチプレーの様相だった 若手が盛り上げる男子ツアーの魅力
先週の男子ツアー「ASO飯塚チャレンジドゴルフ」は、一瞬たりとも目が離せない名勝負になりました。
最終日は2週連続完全優勝を目指す単独首位スタートの金谷拓実とプロ初優勝に挑んだ中島啓太とのマッチプレーの様相になり、2人ともコースを攻め続けるバーディー合戦でした。試合は72ホールでも決着がつかずプレーオフにもつれました。
3打差2位発進の中島は3日目までノーボギー。最終日は1番からイーグル発進と勢いに乗って前半だけで5つ伸ばす猛チャージをかけ、金谷に追いつきサンデーバック9に突入しました。なにしろ2人は「ミズノオープン」から3週連続で最終日最終組を一緒に回り、いま絶好調なだけに、一歩も譲らない気迫が伝わってきました。
金谷は昨年、海外に積極的に挑戦しましたが、結果を残せず消化不良に終わりました。スイングも、早く結果を出したい、勝ちたいという焦りが見られ打ち急いでいましたが、今では切り返しで間が取れており、よくなっています。今年はアジアンツアーで海外初勝利や「ツアー選手権」で2勝目を挙げるなど着実に結果を積み上げています。