大谷熱望の「ヒリヒリ」は味わえるかもしれないが…終盤戦の打席は「イライラ」が募る予感

公開日: 更新日:

 ただでさえ、エ軍を含めた西地区の各球団は主力打者との勝負を避ける傾向にある。昨季の申告敬遠数はアストロズ以外の4球団がリーグ上位6位までに入った。アストロズはリーグ最少の6個だったが、そのうち3個は大谷を歩かせたものだった。今季も15個でリーグ1位のエ軍を筆頭に、アスレチックス(12個=3位)、マリナーズ(11個=4位)、レンジャーズ(6個=7位)、アストロズ(4個=10位)と、各球団とも申告敬遠を多用しているのだ。

 ここまで大谷の申告敬遠は3個(リーグ6位タイ)。最終的にリーグ3位の14個だった去年の同時期(6個)と比べて歩かされる機会が少ないとはいえ、大谷が好調な打撃を維持し続ければ、これまで以上に勝負を避けられるのではないか。チームが終盤までポストシーズン進出争いの輪に加わっていれば、なおさらだ。

 大谷は投打の二刀流でフル稼働し、チームとともに14年以来9年ぶりのプレーオフ出場に邁進しても、打席では不完全燃焼に終わりかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか