“アラ還”クラッシュ・ギャルズが結成40周年で復活!ライオネス飛鳥と長与千種が「ライブ」にこだわったワケ
1万人規模の日本武道館や両国国技館、大阪城ホールを満員にした一方で、パチンコ屋の駐車場、田舎町の空き地にリングを設営する昭和の興行形態を続行。2人は4方向を囲む観客を相手にした「ライブ」の時代を駆け抜けたため、今回も“生”にこだわった。
2人は同じ80年デビューで、89年に全女マットで最初の引退。長与は93年、飛鳥は94年に復帰し、同じ05年にGAEA JAPANのリングで2度目の引退をした。
飛鳥は現在、東京・銀座の会員制スナックのオーナー。長与は女子プロレス団体「マーベラス」を率いる代表だが、ともに全女のロングサーキットで負った古傷がある。
飛鳥は17年に両膝の人工関節置換手術を受けており、長与も膝がボロボロで人工関節への置換を考えている。復活イベントではプロレスはなく、クラッシュのパートは歌とトークで構成。マーベラスがリングを提供し、「未来につなげるという意味で、現役の選手たちに3試合ほど試合もしていただこうと思っています」(飛鳥)。
飛鳥は今月28日の誕生日で還暦(60歳)を迎え、長与は公演時で58歳。80年代、2人に黄色い声援を送り、飛鳥にはイメージカラーの青色、長与には赤色の紙テープをリングに投げ入れていた少女たちは、40代から50代になった。