エ軍トラウトの代役“3Aの本塁打王”アデルの泣きどころ…大谷タイトル獲りのキーマンに

公開日: 更新日:

 打撃では内角を苦手にしているうえに、緩急に弱い。誘い球の変化球に手を出して内野ゴロに打ち取られるなど淡泊な面もあり、昨季は4月に昇格しながら、約1カ月でマイナーに降格。勝負どころでのもろさも目立ち、今季3Aの得点圏打率は.211、3本塁打とイマイチだ。

 ネビン監督はアデルの起用法について左打ちのモニアックと中堅での併用を示唆しながら、3Aでの好調な打撃を評価して大谷の後の3番か4番を打たせるとしている。

 今季、大谷が申告敬遠で歩かされたのはわずか4回でヤンキース・ジャッジらとともにリーグ5位タイ。次の打順にトラウトが控えているケースが多かったためだが、主砲の代役アデルのデキ次第では相手バッテリーが大谷との勝負を避けるようになるのは必至だ。

 両リーグトップの31本塁打を放っている大谷のタイトル取りは有望株が確実性を発揮できるかにもかかっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」