エ軍トラウトの代役“3Aの本塁打王”アデルの泣きどころ…大谷タイトル獲りのキーマンに
主砲離脱で大谷翔平(29)が苦戦しそうだ。
エンゼルスは左手有鉤骨骨折で手術したトラウトに代わって24歳の有望株ジョー・アデル外野手(右投げ右打ち=顔写真)が再昇格。日本時間6日のパドレス戦では大谷の後の4番で起用されると、適時打を放って期待に応えた。
アデルは今季、主に傘下の3Aソルトレークでプレーし、打率.271、23本塁打、55打点。本塁打数は2021年にマークしたマイナーでのキャリアハイに並び、3Aパシフィック・コースト・リーグで同僚のトレイ・キャベッジ内野手(26)とともにリーグトップに立っている(7日現在)。
6月9日のカブス戦では夫人の出産に立ち会うため、戦列を離れたレンフローに代わって一時的に昇格。今季初本塁打は大谷の188.5キロを上回る打球速度188.6キロをマークした。同21日の3A戦ではスタットキャストが導入された15年以降では最長となる飛距離157メートルの超特大弾が話題を呼んだ。
アデルはバラード高校(ケンタッキー州)から17年のドラフト1巡目(全体10位)で入団。恵まれた身体能力の持ち主で、早くから将来を嘱望されてきたが、これまでメジャーに定着できなかったのは攻守とも雑なプレーが多いからだ。