激震「日大フェニックス」大麻問題…林真理子理事長はなぜ「一切ない」と答えていたのか
アメフト大学王者の決定戦「甲子園ボウル」で21度の優勝に輝く名門「日大フェニックス」に衝撃が走っている。
部員が大麻を所持した疑いがあるとして3日、警視庁薬物銃器対策課が大麻取締法違反の疑いで、東京・中野区にある寮に家宅捜索に入ったのだ。違法薬物と疑われるものが見つかったのは7月。大学側から連絡を受けた警視庁が押収したところ大麻と判明。同時に見つかった錠剤からは覚醒剤の成分が含まれていたという。
2018年の関西学院大との定期戦をめぐる「悪質タックル」が社会問題となり、一時、活動停止に追い込まれた「日大フェニックス」。そこから部員が「自主、自立」をキーワードに再起を誓い、懸命に活動してきただけに関係者のショックは相当だろう。
今回の事件で、仮に部員らが逮捕という事態になれば最悪の場合、「廃部」の可能性も出てくるだろう。
■林理事長は当初「違法な薬物は一切ない」と否定
それにしても不思議なのは、事件を受けた林真理子理事長(69)が2日の報道陣の取材に対し、「違法な薬物が見つかったことは一切ない」と否定していたことだ。林理事長は翌3日になって、「『今のところは』、見つかってないという意味」と釈明していたものの、大麻疑惑について部内でヒアリングが始まっていたのは6月と報じられている。すでに警視庁がブツの押収を終えているにもかかわらず、林理事長はなぜ、「一切ない」と答えたのか。