沖縄尚学が5日ぶりに全体練習 台風6号での足止めは「災い転じて」? 今年は有望株ズラリ
一連の配慮に比嘉監督は「申し訳ない」と恐縮しきりだったが、6日目出場なら練習する時間はたっぷりある。甲子園出場が決まったのは出場校最速の7月16日。休養タップリの上に、準備期間も配慮された。それこそ台風で出遅れた分を取り戻すことも可能だ。
ただでさえ、今年の沖縄尚学は有望株揃い。今年4月のU18代表候補合宿にはエースの東恩納(3年)と外野手の知花(3年)が参加。東恩納はプロからも注目されている今大会屈指の右腕だ。
さらに夏の県大会前から、甲子園に向けた対策もバッチリ。伊志嶺副部長は本紙の取材に、「(湿気の少ない)沖縄と違って、本土は蒸し暑い。それに対応するため、アップ時は風を通さない雨合羽を着て練習していました」と話していた。
台風で出鼻をくじかれた形となった沖縄尚学。今後は自分たちが大会の「台風の目」になる番だ。