日本ハム吉田輝星が今季初の一軍登板 二軍生活で得た「新たな武器」と芽生えた自覚
また、二軍では登板日や投球回などがあらかじめ決められており、練習メニューを組やすいという利点がある。吉田はウエートトレーニングに精を出したそうだ。
「胸周りや下半身を鍛えた分、筋量がアップし、体重は2、3キロ増えました。ベンチプレスは100キロ、スクワットは160キロを。ベンチプレスは100キロを10回ほど、普通に上げられるようになりました。シーズン中に疲労が蓄積して力が出ない……なんてことを極力なくせるように意識しています。シーズン中はオフほどガッツリとトレーニングはできませんが、オフに体を大きくして、シーズン中も少しずつ大きくしている感じです」(吉田)
プロ5年目で、即戦力とされる大卒投手と同じ年。先発に強いこだわりがあるが、四の五の言っていられない立場になった。吉田自身もその自覚がある。
「まずは先発、リリーフ関係なく、任された場所で力を発揮したい。一軍で自分の居場所を、自分のピッチングで掴みたい」(吉田)
シーズンは終盤に差し掛かっているが、爪痕を残すことができるか。