大谷翔平の人生観を変えたWBCの反響 周辺から漏れてきた「打席に立ち続けたい」真相
右肘靱帯損傷に加えて右の脇腹まで痛めた大谷翔平(29)に関して、素朴な疑問がある。
今季はもう、投手として投げられない。ならば来季のためにもさっさと戦列を離れ、脇腹痛や右肘靱帯の治療に専念した方がいいとだれもが思っているのに、それをやらない。休んで手術するどころか、フィル・ネビン監督に試合への出場を直訴したほどだ。大谷はなぜ、試合に出続けることにこだわるのか。
大谷に近い関係者はこんなことを話しているという。
「彼は日本が優勝したWBCで大きな衝撃を受けた。極端に言えば、人生観が変わったんじゃないか。投げて打って、自分のプレーに日本どころか世界中の人々が注目、その反響の大きさに仰天したらしい。自分のプレーにここまでたくさんの人々が感動し、喜んでくれるとは思わなかったというのです。あの年齢になって初めて、自分の影響力の大きさを自覚したのでしょう。それだけに簡単に休むわけにいかないという思いをこれまで以上に強くしたのではないか」
大谷といえば、あくまでも自分中心。いかにして投打で最大限のパフォーマンスを発揮するかに心血を注ぎ、それ以外のことには目もくれなかった。