侍ジャパンの次期監督が決まらない…初陣まで2カ月なのに、本命&対抗に相次ぎ断られたか
「断っている人は多いみたい」
プロ野球OBがこう言うのは、侍ジャパンの次期監督のことだ。
栗山英樹監督(62)が率いた今年3月のWBCは、大谷翔平(29)、ダルビッシュ有(37)らメジャーリーガーが中心となって2009年大会以来の世界一を奪還した。
栗山監督は任期満了で退任しており、2026年3月の次回大会に向けた次期監督探しが本格化する中、「本命」「対抗」といわれる人物に相次いで断られたというのだ。冒頭のOBが続ける。
■本命には古巣復帰の可能性
「本命は、前ソフトバンク監督の工藤公康氏(60)でした。就任7年間で日本一5度の卓越した実績は、日本代表を率いる人物としてうってつけですが、古巣ソフトバンクは今季、優勝争いから脱落するなど低迷。監督再登板もあり得る状況です。元巨人の槙原寛己さんのYouTubeチャンネルに出演した際も、侍ジャパン監督の話を振られると、『そんな話はない』『名誉とは思うけど、自分が今やっている講演とかスケジュールが……』『短期決戦のジャパンとシーズンを戦う監督とは違う』と否定的なコメントをしていました」
一方、対抗とされたのが昨年までロッテで5年間監督を務めた井口資仁氏(48)だ。
「井口さんは監督として優勝経験はないですが、プレーヤーとして日米で活躍した実績があるし、現役選手のことも把握している。今の侍ジャパンは、メジャーリーガーを招集し、うまく使いこなすことが求められている。その意味でも井口氏を推す声があったわけですが、現役引退直後に監督に就任し、昨年まで休みなくユニホームを着続けた。今は解説者の仕事に専念したいようです」(同)