著者のコラム一覧
安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

明治大・村田賢一はミステリアスな「さじ加減」が持ち味 握りを変え、左足の着地を変える巧者

公開日: 更新日:

 逆目が出て痛打されたりすると、マウンドで考え込んでしまうように見えるのは、こちらのほうが考え過ぎなのか。

「村田の時は、けっこう気を使いますね。でも、気を使った甲斐があるだけの結果も出してくれますから」

 ミットを構える者たちからの信頼も厚い。

 特に大学生投手に逸材輩出の「2023年ドラフト」。快速球投手、剛腕にパワー系。見た目にわかりやすいエネルギッシュな投手の多い中で、ミステリアスというのか、やはりクレバーと評するべきなのか。

 打者に、もしかしたらバッテリーを組む捕手にもわからないような「さじ加減」で、6種類とも7種類ともいわれる変化球を自在に操る。

ロッテに好意

 いや、リーグ戦のピッチングを見ていると、ストレートすら、深めに握ったり、浅く握ったり、腕の振りの角度にも微妙に違いをつくりながら、「よし!」と胸の中で小さくガッツポーズをつくっているに違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇