馳浩知事「想い出アルバム作戦」の重大発言を「全面撤回」で幕引きさせてはいけない
今度は当時の都知事猪瀬直樹氏のブログを調べた記者がいた。そこには「友達作戦、絆作戦」と書かれていた。具体的な内容はないが、まあいろいろな縁故をたどって委員たちに接触し票を集めるということのようだ。
五輪といえば森喜朗元首相だ。森氏は石川県出身。今でも石川は森王国である。森─安倍ラインで進められてきた五輪誘致。安倍派は文教族議員が多く、もちろん馳氏も安倍派。文科相も務めてきた。その馳氏も石川県出身。つまり筋金入りの森氏の子分である。五輪招致で頑張った。県知事の地位も論功行賞かと疑いたくなる。
プチ鹿島氏によれば、地元メディアの北國新聞は今回の件を「安倍氏への恩を、あだで返すことにならないか」と諌めているのだ。え、そっち?「アルバム贈答は賄賂にはならないのか」じゃなくて? さすが森王国。
馳氏の自著を調べたら「ほんとにもう ひとこと多い この男」というタイトルだった。分かってるんだね、自分が。
問題は、この重大発言が「全面撤回」で幕引きされようとしていることだ。そんなバカな。これは極めて深刻な問題だ。