ドジャース4年ぶり世界一は「400億円」山本由伸獲得がカギ フロントは先発補強が最優先
ドジャースが大谷翔平に続いて、オリックスからポスティング申請した山本由伸(25)の獲得にも動いている。
■契約したばかりの二刀流も交渉に同席していた
米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が日本時間14日に報じたところによれば、同13日に行われたドジャースとの面談にド軍と10年契約を結んで間もない大谷も同席したという。ドジャースタジアムで行われた面談には、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの主力打者2人も参加。記事では球団側が球場内の電光掲示板に山本の名前などを表示して歓迎したとしている。
山本を巡ってはヤンキース、ジャイアンツ、メッツ、レッドソックス、カブスなど資金力豊富な球団同士による争奪戦に発展していることもあり、契約規模は3億ドル(約437億円)と予想されている。ド軍は大谷の年俸の大半が後払いになったことで年俸総額に余裕ができたため、山本にも巨額資金を投じられるという。
今季のドジャースは典型的な打高投低。チーム防御率4.06はリーグ5位ながら、先発陣に限れば4.57で同9位。被本塁打200はリーグワースト4位だった。対照的にベッツ、フリーマンらが牽引する打線は強力で、チーム打率.257は同3位、総本塁打249、チーム打点877ともブレーブスに次いで2位だった。そのブレーブス(104勝)とともに100勝以上をマーク(100勝)してナ・リーグ西地区連覇を果たしたのも、強力打線が、不安定な投手陣をカバーしたからだ。プレーオフ初戦の地区シリーズでは投手陣が足を引っ張り、ダイヤモンドバックスに3試合で計19失点と打ち込まれて敗退した。