阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…
18年ぶりリーグ優勝、38年ぶり日本一を達成した阪神の岡田彰布監督(66)が密かに温めていた補強プランがあったという。
今季からポスティングでメジャー移籍した藤浪晋太郎(29=前オリオールズ)の獲得である。
藤浪のメジャー挑戦は昨オフの岡田監督就任前から決まっていたため、指揮官は藤浪の進退については関与していない。
阪神時代は制球難もあって、近年は極度の不振に陥っていたものの、むしろ岡田監督は藤浪のメジャー挑戦を残念がっていたという。評論家時代から低迷する右腕のことを気にかけ、自らの手で再生させたいとの意欲もあったそうだ。
「今季の藤浪は、先発を務めたアスレチックス時代はボロボロでしたが、オリオールズ移籍直後の7月は中継ぎとして13試合で防御率2.93をマーク。その後も成績に波はあったものの、一定の結果を残したことで、本人と代理人のスコット・ボラス氏は、来季もメジャーでプレーする方針を固めている。仮に今季、藤浪がメジャーで全く通用せず、日本球界復帰を選択していたら、岡田監督はイの一番に藤浪獲得をフロントに具申していたはずです。フロントもゴーサインを出したでしょう」(球団OB)
今オフの復帰は実現しそうにないが、藤浪の来季の結果次第では、再びタテジマのユニホームに袖を通すことになるかもしれない。