プロ野球FA人的補償“事件簿” 内海哲也は涙で巨人退団、岩瀬仁紀めぐり中日と日本ハムで大騒動に
■岩瀬仁紀(中日)
中日が日本ハムからFA宣言した大野奨太(31=当時)を獲得した17年オフ。人的補償が話題になる中、年明けの一部報道で日本球界最多の404セーブ、954試合登板の偉業を継続していた当時43歳の岩瀬が、プロテクトリストから漏れていた“事実”が発覚。
岩瀬が「人的補償になるなら引退する」と移籍を拒否していると報じられ、大騒動になった。真相は今も藪の中だが、日本ハムの吉村GM(当時)は中日からプロテクトリストを受け取った際、「インパクトのあるリストだった。検討する価値がある。時間がかかるかもしれない」とコメント。
結局、日本ハムは中日に金銭補償を求めて決着したものの、多くの球界関係者の間で今も「岩瀬プロテクト漏れ」の衝撃は語り草になっている。