著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

松山英樹が直面する「30歳の壁」 求められるのは“新しい松山”の構築

公開日: 更新日:

 アスリートは30歳を越えると、それまでのスタイルを継続するべきか悩むものです。プロ野球の世界では、剛速球で鳴らした投手が変化球投手に「モデルチェンジ」した例は枚挙にいとまがありません。

 昨年、5年ぶりにツアー13勝目を挙げたジェイソン・デイ(36)はその間、母の看病や死去による喪失感と同時に、自らも腰痛に苦しんでいました。デイが通算20アンダーのメジャー最少スコア記録で2015年の全米プロを制したのは27歳の時です。年を重ね、大幅なスイング改造に取り組み、復活を遂げました。

 ゴルフのスイングを変える決断は容易ではありませんが、松山も好調時のスイングを取り戻すのではなく、「新しい松山」を構築したらどうか。

 30歳を過ぎて大きなケガをしたら取り返しがつかなくなります。松山は「インパクトで頭が残り過ぎる」から首を痛めるといわれていますが、その点も含めて故障しにくいスイングで「心・技・体」がひとつになった状態で次のメジャータイトルを狙って欲しいものです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇