巨人ドラ5左腕「完全投球」に他球団真っ青…新戦力充実に昨季までにはなかった期待感

公開日: 更新日:

 シート打撃には、ドラフト1位・西舘勇陽(21=中大)も初登板。こちらは打者8人に対して2安打を許したが、「1球目から自分のボールを投げられた。抜け球はありましたが、カーブでカウントを取れたのが良かった」と、先発ローテの即戦力候補らしく、落ち着いた口調で振り返った。

「この時期の安打は別にいいでしょう。全てクイックで投げるんだから技術が高い。変化球の種類が多いのは魅力ですね」

 とは、前出の岩田スコアラー。西舘にも当然、要警戒マークである。

 巨人は昨秋のドラフトで5人を指名(育成を除く)、すべて大学・社会人の「即戦力」だった。阿部慎之助監督(44)の希望もあり、異例の全員参加となった一軍キャンプでは、西舘以外も評判がすこぶるいい。

「昨季の救援防御率が12球団ワーストの3.86とリリーフ陣に苦しめられましたが、今年はメンバーを含めて様変わりしそうですね。又木はこのまま順調にいけば、左のセットアッパー枠に入ってくるでしょう。一気に層が厚くなった印象」と、視察に訪れている他球団スコアラーは異口同音に口を揃えている。この時期の結果はアテにはならないが、少なくとも昨年までにはなかった期待感に包まれている。

 ◇  ◇  ◇

関連記事【もっと読む】…では、対話を重視した阿部監督によるこれまでの巨人になかった「新スタイル」について詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在