巨人旧エース菅野は今季先発ローテ7人目? かつてメジャー超えの直球回転数も衰え隠せず

公開日: 更新日:

 前出のスコアラーは「この台湾遠征もあったことで、早めに調整していて状態は良さそう。間違いなく先発ローテに入ってくるでしょう」と予想。ただ、巨人の元コーチによると、「阿部監督は菅野の登板間隔には慎重で、通常の6人ではなく、中10日の間隔を空けて7人目にするかもしれないと話していた」と言う。

 一方、台湾で奪三振ショーを見せたのが、戸郷翔征(23)である。2日の中信戦で3回2安打無失点。初回の3者連続を含む6奪三振と圧巻の投球を見せた。投手のMVPにも選出され、「台北ドームのマウンドで気持ち良く投げられた」と振り返った。ここ4年間は9、9、12、12勝。初の「開幕投手」が決まっている戸郷について、別のスコアラーはこう眉をひそめた。

「スリークオーター気味の少し腕を下げた位置から横振りで投げるフォークが、スライダーやシュートをしながら落ちる。『動くフォーク』は他にない軌道で、打者は『接点が合わない』と頭を抱えている。フォークでもストライクを取ってくるから見逃すわけにもいかない。しかも、毎年その精度が上がっているから厄介なんです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇