著者のコラム一覧
森雅史サッカージャーナリスト

佐賀県出身。久留米大付設高から上智大。サッカーダイジェスト編集部を皮切りに多くのサッカー雑誌の編集に携わり、2009年の独立後も国内外精力的に取材を続けている。「Football ZONE」「サッカー批評web」などに寄稿。FM佐賀で「木原慶吾と森雅史のフットボールニュース」。「J論プレミアム」「みんなのごはん」を連載中。「日本蹴球合同会社」代表。著者写真は本人提供。

スマホは空港で没収、個人行動は一切禁止…2泊3日でひしひしと感じた「停戦中」の緊張感

公開日: 更新日:

 入国審査に4~5時間かかり、入国するとすぐにガイドがやってきました。記者6人、カメラマン4人の日本取材陣に5人のガイドの密着マークです。まず現地携帯を借りることになり、レンタルデスクに行くと薄化粧を施した女性2人が、微笑みながら迎えてくれました。「写真を撮っていいですか?」と聞いてOKをもらってカメラを構えた途端、ガイドがやって来て「森さん! 何をしてるんですか! ここではすべて私の許可を取ってください!」と怒られました。「女性にいいと言われたので……」と釈明すると「森さんはスケベですね」とひと言。 北朝鮮に入国してモノの5分で「スケベ」認定された日本人は、後にも先にも自分だけでしょう。

 試合のキックオフは午後4時。午後2時30分にホテルのロビーに集合するようにガイドに言われました。バスに揺られて5万人収容の「金日成競技場」を目指しました。

 記者席に座るとスタンドはすでに超満員。理由はすぐに判明しました。 我々報道陣が到着すると一糸乱れぬ人文字パフォーマンスが始まったのです。試合が始まるや5万人が同時に大きな声を挙げ、大迫力となって押し寄せてきました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…