違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

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 元通訳の水原一平氏(39)が違法スポーツ賭博に手を染めて解雇されたことで、大谷翔平(29)の責任も問われている。

 水原元通訳は違法ブックメーカーに負った借金返済のため、大谷の口座から少なくとも450万㌦(約6億8000万円)を送金したとされる。元通訳は、米スポーツ専門チャンネルESPNの取材に一度は大谷「肩代りしてもらった」と話しながら、翌日に前言撤回。大谷は一切、関わっていないとしたが、額が大きいだけに、本人が知らないのはいかにも不自然である。

 スポーツ賭博の禁止事項を記載した大リーグ機構(MLB)の「ルール21」では選手、球団職員、審判、機構関係者を対象に、野球賭博に関与した場合、出場(職務)停止1年、自軍に賭けた場合は永久追放処分、違法賭博への関与はジャンルに関係なく、ペナルティーの対象になり得ることなどを定めている。

 野球文化学会会長で名城大准教授・鈴村裕輔氏が「あくまでも仮定の話ですが」とこう続ける。

「大谷が違法賭博と知りながら元通訳の借金を肩代りしたり、自ら主体的に賭けていれば、規定通り出場停止1年が科されはずです。今後の捜査で野球やソフトボールの試合に賭けていたことが判明した場合、永久追放は避けられません。仮に本人が賭けていなくても、悪質と判断されれば、コミッショナー権限でペナルティーを科される可能性もあります」

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