22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した
【二刀流の血脈 世界に誇るパワー編】#4
ドジャースで活躍する大谷翔平(29)はいかにして世界屈指のパワーを手に入れたのか。
日刊ゲンダイが過去に連載した「秘話 大谷翔平『二刀流の血脈』」をパワーに焦点を当てて再編し、その軌跡を紐解いていく。【第3回】からつづく。
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「ビールの1杯目くらいはおいしいと思う」とは本人。
酒は飲めば飲めるようだが、「(オフに)増量しているときは飲まないようにしている」という。イチローにしても松井秀喜にしても、現役時代から食べ物にはうるさかった。けれども大谷は、自分で取り組んでいるトレーニングを犠牲にしてまで、「好きなものを食べたいとは思わないし、そういう感じで食事はしていない」とか。
メジャー移籍後は以前にも増して、食事やトレーニングに関してストイックになった。ひとり暮らしだからだろう。自宅には栄養士の作った料理が冷凍保存されていて、それを解凍して食べることが多いそうだ(結婚後はその限りにあらず)。洋服を着てても分かるほど筋骨隆々。二の腕なんか、女性の太ももくらいある。特に23年は下半身を重点的に鍛えたようで、「尻の回りは去年の1.5倍ほどデカくなったんじゃないか」とは現地特派員。栄養士の指導の下、良質のタンパク質やプロテインを摂取しながら、シアトルのジムなどでみっちり鍛えた成果だ。