開幕から本塁打なし自己ワースト更新…大谷精彩欠く裏に「水原通訳不在」と「契約金1000億円超の重圧」
ドジャース・大谷翔平(29)が精彩を欠いている。
日本時間2日のジャイアンツ戦は三回に一塁手の横を抜く強烈な二塁打を放ち、4打数1安打1打点。2戦連続の長打を放ったが、依然として一発は出ず、これで開幕から7試合、33打席連続本塁打なし。2022年の30打席を更新する自己ワーストだ。
強烈な当たりを放ちながら、打球がスタンドまで届かないことについて本人は31日のカージナルス戦後、「見え方自体は悪くない。タイミングと距離の問題かな」と分析していた。
大谷はそもそもスロースターターだ。過去6年間の月別の本塁打数を見ると3、4月は23本で、9、10月の19本に次いで少ない。5月が27本、6月が43本と最も多く、7月は31本、8月は28本。シーズン半ばに本塁打を量産するタイプなのだ。
ただでさえエンジンのかかりが遅いうえに、違法賭博と不正送金で解雇された水原一平元通訳(39)の不在も響いている。エンゼルス時代から打席に入る直前、水原元通訳を通じて球種や決め球も含めた相手投手の特徴をタブレットで把握していたものの、そんな光景がベンチで見られなくなった。