クリケットバットで自己最高5戦連続マルチ 大谷を支える「フライボール革命」提唱者の正体

公開日: 更新日:

 メジャーのコーチとしては若手の部類に入る同コーチはは2019年、32歳でド軍の打撃コーチに就任。クエスタ大学(カリフォルニア州)では野球部に所属していたが、プロ経験はない。大学卒業後は少年野球、大学野球などの指導者を歴任し、バッティングインストラクターのクレイグ・ウォーレンブロック氏とともに、後にメジャーを席巻した打球に角度をつけて打ち上げる「フライボール革命」を提唱。打撃革命のパイオニアとして名を馳せた。

 これまで多くのメジャーリーガーを指導しており、昨季までド軍でプレーした18年の打点王J.D.マルティネス(現メッツ)、3年連続2ケタ本塁打をマークしているクリス・テイラーらの打撃フォームを改良した。

 米放送関係者がこう言う。

「アマチュア、特に少年野球での指導経験が豊富なだけあって、論理的で分かりやすい指導だと、ドジャースの選手にも好評を得ている。若手野手だけでなく、ベッツ、フリーマンらMVP受賞経験者ですら、調子を崩すとスコヨック・コーチのフォームチェックを受けているほどです。大谷は開幕当初こそ打球に角度がつかず、苦しんだものの、フライボール革命の第1人者の助言が本塁打量産の契機になるかもしれません」

 スコヨック・コーチは相手バッテリーの分析力にも長けているだけに、データを重視する大谷にとっては最適な人材といえそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭