巨人の救世主になるか?緊急補強したヘルナンデスは10年以上マイナー塩漬けの苦労人
■オドーアとは真逆のタイプ
長所は何か。友成氏が続ける。
「レベルスイングで広角に打てるから二塁打が多い。俊足で肩もまずまず。外野からの送球は正確です。本塁打性の当たりをジャンピングキャッチするなど、外野の守備力には定評があります。なにより、長いマイナー生活を送ってきただけに、日本では阿部監督に忠誠を誓い、ハングリー精神をむき出しにしてプレーするのではないか。アッパースイングで振り回し、二軍落ちを拒否して開幕前に電撃退団したオドーアとは真逆のタイプ。『スライダー克服』という条件付きですが、得点力不足の巨人の救世主になれるかもしれません」
巨人は10日現在、18勝15敗3分けで首位・阪神と0.5差の2位につけるが、チーム打率.229、90得点はともにリーグ5位と打線が課題。2020年以来のリーグ優勝、12年以来の日本一を狙う阿部監督にとっては待望の助っ人だが、巨人は野手の外国人補強が失敗続き。今度のヘルナンデスはさて……。
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これから真価が問われるヘルナンデスとは違い、すでに崖っぷちに立たされているのが昨季の正捕手・大城大卓三だ。