琴桜に「中途半端」の指摘…素材は一級品のサラブレッドに欠けているもの

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 入門後は師匠の父、部屋のおかみである母にも敬語を使い、両親も他の弟子以上に厳しく接している。

 もっか3場所連続2ケタと安定感は十分だが、気がかりな面もある。

「以前の琴桜は立ち合いが鋭く、力強い相撲が持ち味だった。それが最近は立ち合いの圧力が一番ごとにバラバラで、後手に回ることが少なくない。そして後手になったらもろい。琴桜はパワーがあり、相手によって取り口を変えられる器用さもあるものの、『こうなったら負けない』という型がない。それでいて相撲の幅を広げようとしているので、中途半端になっている印象です。絶対の型をつくり、そこに持っていくまでにどうすればいいかを突き詰めれば、それこそ横綱昇進も見えてくる」とは角界OB。(【豊昇龍編】に続く)

  ◇  ◇  ◇

 豊昇龍が「朝青龍の甥」として評判になってからはや数年。

●関連記事【豊昇龍編】では、多彩がゆえとも言える問題点について詳しく報じている。

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