小結・大の里 小細工せず真正面から相手に当たって攻める"豪快相撲"で親方衆の支持拡大
まだ大銀杏も結えないのに、堂々たる相撲ぶりである。
16日、小結大の里(23)が大関霧島を撃破。立ち合いで左上手を許したものの、すぐさま右下手を取るや、横から回り込もうとする大関に対し、体格を生かして寄り続け、最後は寄り倒しで勝利した。
これで4勝1敗。先場所に続き、今場所も優勝争いの先頭集団をキープしている。
取組後のインタビューでは「前に出ることだけを考えて相撲を取りました。4勝1敗? いい流れだと思う」と話した大の里。そんな気鋭の若手に虜にされているのはファンだけにあらず。親方衆の中でも、支持が広がっている。
さる親方がこう言った。
「彼はよその一門の力士ですが、今の土俵で一番、ワクワクする相撲を取ってくれる。我々親方衆は本場所中は常に何らかの仕事があるので、全取組は見れない。でも、大の里の相撲を見逃した時は、ニュースや動画で必ず見るようにしているんです。私だけじゃありません。何と言っても、小細工をせず、真正面から相手に当たって攻める『大きな相撲』が魅力。近年の力士にしては珍しいほどの豪快さで、目が離せませんよ」
入幕3場所目ですでに小結。番付を駆け上がるのも早そうだ。
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今場所の優勝候補に挙げられている大の里。その「勝機」と「課題」は、●関連記事【続きを読む】…で詳しく報じている。