巨人の「想定外」が今季ことごとくプラスに転じるカラクリ 16日は菅野がまさかの抹消も…
開幕直前、阿部監督は調子の上がらない新助っ人のオドーア(30)に対し、二軍再調整を指示。それを拒否したオドーアはそのまま退団となった。大きな「想定外」だが、これもプラスに転じた。
「メジャーで実績があろうと、二軍は二軍とはっきり言える。もし、言われるがままに打てないオドーアを一軍に残していたら、巨人は首位にいたかどうか。4月に故障からの復帰登板で4回8失点だったグリフィン(28)を1日で二軍落ちさせたのも、助っ人だろうが容赦しないという意思表示。特別扱いはしないという阿部監督のブレない方針を浸透させることになり、チームに信頼感と緊張感を生んでいる。これも想定以上の結果を引き出すことにつながっています」(高橋氏)
勝負はまだまだ先とはいえ、監督を代えた甲斐はあったと言えそうだ。