森保J主将・遠藤航が「OA枠」でU23代表にフィットするか、パリ五輪でメダルはあるか

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1968年のメキシコ五輪以来となるメダル獲得のチャンス

 そもそも歴代の五輪OA枠は、守備系選手によって、その多くを占められている。2000年シドニー五輪はGK楢崎正剛とDF森岡隆三、04年アテネ五輪はGK曽ケ端準、12年ロンドン五輪はDFの吉田麻也と徳永悠平、16年リオ五輪はDFの藤春広輝と塩谷司、21年東京五輪にはDFの吉田麻也と酒井宏樹、主戦場の守備的MF以外にCBもこなせる遠藤の3人。こうした守備系選手が、23歳以下の五輪代表で助っ人としてプレーしているのだ。

「23歳以下の守備系の選手は、国際経験が少なくて所属のJクラブでもサブに甘んじていることが多い。だから歴代の五輪監督は、OA枠に守備系の選手を多く選ぶ傾向がある。遠藤以外にDF板倉のOA枠選出という情報も流れているが、A代表とドイツ1部で経験を積み、シリア戦でも3バックの真ん中で安定感あふれるプレーを披露した板倉が加われば、大岩ジャパンのチーム力はかなりアップする。1968年のメキシコ五輪以来となるメダル獲得のチャンスです」(六川氏)

 米国遠征中の五輪代表は、パリ五輪出場メンバー発表前の最後のテストマッチとして、日本時間きょう12日午前9時5分キックオフで米国と戦う。パリ行きのメンバー発表は7月3日である。

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