巨人に救世主候補不在で囁かれる「補強は急務」…貧打に加え救援投手陣にも陰り
連敗の泥沼にはまった3位巨人が、ついに借金生活に突入した。
13日の楽天戦は、6日のロッテ戦で622日ぶりの先発勝利を挙げた井上温大(23)が先発し、6回途中6安打1失点と踏ん張ったものの、例によって打線が援護できない。
楽天先発の藤井に五回までわずか3安打に抑えられると、リリーフ陣も打ちあぐねてゼロ封負け。6連敗で借金1となり、4位DeNAに0.5ゲーム差に詰め寄られた。
そんな苦境の巨人で希望の光となっているのが、左膝痛の影響で二軍調整が続いていたセットアッパーの中川皓太(30)だ。
この日、ジャイアンツ球場で、実戦形式のシート打撃に登板。4月半ばに出場選手登録を抹消されてから2カ月が経過し、復活に向けて一歩前進といったところだが、5月上旬には守護神の大勢(24)も右肩痛でリタイアし、復帰のメドが立っていない。
巨人のチーム防御率は13日現在、2.48でリーグ3位。大勢、中川が不在の救援防御率も、試合前まで2.41で同4位と数字は悪くないが、リーグトップの投手力を誇っていた開幕当初と比べて、徐々に調子を落としているのは確かだ。代役守護神として踏ん張っていたバルドナードらにも疲労の色が見え始め、ジワジワと悪化しつつある。中川、大勢には一刻も早い一軍復帰が待たれる。