巨人獲得間近の台湾人左腕・黄錦豪に「3年後エース」の期待 昨夏U18から目を付けていた
「日本のプロ球団や我々メジャーのスカウトは昨年、台湾の台北で行われたU18ベースボールワールドカップをカバー。日本の高校生や台湾や韓国の選手を中心にチェックしていました。日本人選手以外の1番人気は150キロ台中盤の速球を武器に決勝の日本戦にも先発して好投、後に日本ハムと育成契約を結んだ孫易磊(19)でしたけど、ネット裏では彼のことも話題になってましたよ」
こう言うのはア・リーグのスカウト。「彼」とは巨人が育成で獲得すると言われる台湾の左腕・黄錦豪(18)のことだ。
184センチ、75キロ。140キロ台中盤のストレートに加え、カーブやチェンジアップなどの変化球も操る。「実は左肘が曲がっている」というスカウトも中にはいるとはいえ、それも武器になり得るし、潜在能力は高いのだろう。パ・リーグのあるスカウトがこう言った。
「巨人からはスカウトが4人くらい来て、メジャーやソフトバンクも熱心だった孫をチェックしていたものの、結果として日本ハムにもっていかれた。けれども、巨人が当時から黄も追い掛けていたのは有名な話です。黄はメジャーも目を付けていただけに、今回は争奪戦を制した格好です」