岡田阪神“崩壊寸前”…露呈したコーチ陣との関係悪化、打率はリーグワースト、疲労蓄積の救援陣

公開日: 更新日:

 自慢の救援陣が打ち込まれ、痛恨の逆転負けである。

 阪神は30日のヤクルト戦(神宮)、4点リードで迎えた八回に桐敷、漆原、岩崎が計5安打5失点を喫し、最下位チーム相手に2連敗。巨人と入れ替わりでBクラス4位に転落した。

 チーム打率.221とリーグワーストの貧打に悩む阪神はこの日、大山の5号ソロなどで効果的に5得点。楽勝ムードが漂ったものの、終盤に試合をひっくり返された。試合後の岡田監督も報道陣に対し「今日の負けはめちゃくちゃ大きい」と嘆くと、八回にゲラ、岩崎の準備不足で漆原を起用せざるを得なかったブルペンの不十分な連携をやり玉に挙げた。

「岡田監督とコーチ陣との関係に亀裂が生じていることが露呈したうえに、守り勝つ野球が崩壊の兆しを見せつつある」と、コーチ経験のある球団OBがこう続ける。

「阪神は貧打に苦しみながらも投手陣が踏ん張り、前日までの1点差試合はリーグトップの16勝9敗を誇った。昨季同様、接戦の強さが阪神を支えていましたが、5月に続いて2カ月連続の月間負け越しです。救援陣は疲労が蓄積しており、夏場に向けて不安は山積み。リーグ2位のチーム防御率2.22の投手力は今や、首位を走る広島(同2.05)の方が一枚上で、見た目の成績以上にタレントが揃っている。大瀬良、床田、森下、九里の先発4本柱に加え、抑えの栗林、セットアッパーの島内ら救援陣も豊富。阪神は打線の状態が一気に上向けばまだしも、今後も苦しい戦いが続くでしょう」

 チームは移動日を挟んで、その広島との3連戦(マツダ)に臨む。前半戦終了直前、今季の行方を大きく左右する大一番になりそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 岡田監督にも当然、焦りが募っているようだ。盟友である掛布雅之氏がズバリ指摘した岡田監督の「不可解な言動」とは…。

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