西武野手陣は武内夏暉に「迷惑料」を払うべき? いつもの無援護で新人王候補が初黒星
新人王候補左腕に、ついに「傷」がついた。
12日の楽天戦に先発した西武のドラ1ルーキー、武内夏暉(22)。5回まで無失点に抑えていたものの、六回に2失点。七回にソフトバンクからトレード加入の野村の適時打などで同点に追いついてもらったものの、その直後、浅村にソロ弾を食らった。
結局、武内は7回3失点。プロ10試合目にして、初黒星である。
今季はこの日を含め、9試合でクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を達成。にも関わらず、低迷しているチームの援護の少なさに泣き、5勝1敗に留まっている。
これまで武内が得た援護点は7月4日の4点が最多だが、うち2点は武内の降板直後のイニングで得たものだ。「マウンドに立っている間」という条件付きなら、3点が最多。常にギリギリの展開で投げていることになる。
この日、投げ合った楽天先発はローテの柱の早川だったが、常にエース級とばかり対戦しているわけではない。それでいて、この新人左腕が投げる試合に限って、ただでさえ打てない野手のバットがさらに湿るのだ。