あるのか西武「デストラーデ監督」…黄金時代の最強助っ人が“復帰”、就任条件もクリア
黄金時代の名助っ人がまさかの“復帰”だ。
西武は11日、球団OBのオレステス・デストラーデ氏(62)がスペシャルアドバイザー(SA)に就任したことを発表した。
デストラーデ氏は1989年に入団。主に5番を打ち、3番秋山、4番清原とのクリーンアップは「AKD砲」と呼ばれ、92年までの4年間で154本塁打。90~92年は3年連続本塁打王、90、91年は2年連続打点王と、球団歴代最強助っ人の呼び声も高い。
デストラーデ氏のSAとしての役割は主に助っ人選手のケア。西武は今季、メジャー通算114本塁打のアギラー、昨季ヤンキースで6本塁打を打ったコルデロを獲得したが、いずれも打撃不振で二軍調整中。年俸もそれぞれ2億1000万円、1億円と高く、球団としてもデストラーデ氏のアドバイスで復活を願っている。
とはいえ、元最強助っ人の役目はそれだけか。
西武は松井監督休養後、渡辺GMが代行を兼任しているものの、5位楽天に13ゲーム差と最下位脱出の光は見えない。渡辺監督代行は就任時、「野球人生を懸ける」と言っており、結果が出なければ今年いっぱいで職を辞するともっぱらだ。