なぜ巨人は後半開幕戦に「0勝6敗」の赤星優志を指名した? 阿部監督の「思惑」とは
巨人はここ数年、特に9月の失速が響いてV逸している。
「阿部監督は主に投手陣の酷使が原因と分析している。原前監督は『時には強さも必要』と投手陣にフル回転を強いたが、捕手出身の阿部監督は、開幕からリリーフ陣の3連投を禁止するなど、投手陣の管理を徹底している。勝負どころは9月以降と踏んでいて、この7、8月に先発5、6人目を固定したい。投手起用に関してはとにかく慎重だけに、今はまだムチを叩く時ではないと、爪を研いでいる段階です」(同)
貯金8で首位ターンとはいえ、上位4チームが3.5ゲーム差以内の大混戦。優勝もあればBクラスもある状況だ。「またここから開幕」と言う阿部監督が「開幕投手」に0勝男を投入するのも、それなりに意味があるというわけだ。
◇ ◇ ◇
首位で折り返したとはいえ、順風満帆ではなかった。前半戦終了間際、阿部監督は「チキン(臆病者)」というパワーワードを使ってブチギレたのだ。それにしても、巨人選手を軒並み“チキン”にしたのは誰の仕業なのか。いったい巨人で何が起きていたのか。
●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。