男子バレーは「歴代1、2位を争うレベル」…絶対に負けられないアルゼンチンと今夜激突
「今年のVNLでの銀メダル獲得で、世界の『トップ6』にいることを証明しました。コーチ時代も含めブラン監督が8年間にわたって指導した石川、関田、山内ら軸になるメンバーが変わらず、コート内のあうんの呼吸など、チームプレーも進化し、成熟した代表に仕上がりました。近年では最もレベルが高く、歴代の日本代表と比べても1、2位を争うチームだと思います」
パリ五輪1次リーグでは世界5位の米国、8位アルゼンチン、11位ドイツと同じC組に入った。日本は世界ランクで最上位とはいえ、いずれも侮れる相手ではない。
初戦のドイツには先のVNL予選ラウンド(福岡)でフルセットの末に競り勝ったが、割り引く必要がある。
「日本戦ではエースでオポジットのグロゼルが故障で欠場しました。ドイツとしては、世界有数のアタッカーであるグロゼルを欠きながら、日本相手にフルセットまで持ち込んだだけに、苦手意識はないはずです。そもそもドイツは昨年の五輪予選でブラジル、イタリアなどの強豪を破って全勝で出場権を得ており、チーム力はある。大砲のようなスパイクを放つグロゼルが1人加わることでチームはがらりと変わるだけに、簡単に勝てる相手ではなく、激戦となるでしょう」(※27日、フルセットのすえ敗戦)