中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実
厳しい現実を突きつけられた。
4日の広島戦で約3カ月ぶりに先発し、プロ初黒星を喫した中日の根尾昂(24)である。
初回、秋山にストレートの四球を与えると、4連打を含む5安打を浴び、自身の送球エラーも絡んでいきなり5失点。試合前日、「思い切って打者に向かっていってくれれば。あとは打線が援護してあげないと勝ちも付いてこない」と期待を寄せていた立浪監督も、ベンチで思わず苦笑いを浮かべたほど。二回にも秋山にソロ本塁打を献上するなど、3回8安打6失点とボロボロだった。
打者としては二回に中前適時二塁打を放って一矢を報いたが、試合後に登録抹消が決定。某中日OBは、「大阪桐蔭高で春夏連覇を達成、投打二刀流にも挑戦するなど、大きな注目を集めた根尾も今年で6年目。限界に差しかかっているのではないか」と、こう続ける。
「二刀流挑戦を経て打者に専念し、昨季からは投手に専念しました。昨季は先発として2試合に登板、勝負の年である今季は5月にリリーフで2試合に登板して精彩を欠いたが、ファームでは4勝2敗、防御率2.59。特に7月は6回1失点、7回1失点、6回無失点と好投。満を持して一軍復帰したにもかかわらず、大乱調ですからね。投手として時間をかけて準備した結果としてはいかにも寂しい。直球は140㌔中盤で、決め球になる変化球もなく、ストライクを投げるのが精いっぱいで細かなコントロールも持ち合わせていない。投手としてはこれ以上の上がり目は期待できそうにありません」