またフランス忖度?陸上400mリレー日本快挙のウラで「2つの疑惑」…柔道だけじゃないモヤモヤ
今大会は柔道を中心に「世紀の誤審」「疑惑の判定」が世界中で話題となっており、日本とフランスが金メダルを争った柔道混合団体決勝での電子ルーレットが物議を醸したばかり。6試合を終えて決着がつかなかった柔道混合団体で、ルーレットによって決まった代表選の階級区分が男子100キロ超級で3度目の金メダルを手にした絶対王者のリネールが出る男子90キロ超級が選出され、疑惑の目が向けられた。
400mリレーでの忖度疑惑について、日本陸上連盟強化委員会の土江寛裕ディレクター(短距離)は自身のX(旧ツイッター)で、《今回のリレーの予選の組分けは、先日のバハマ世界リレーの順位でのウェーバー式(ジグザグに振り分ける)の振り分けで、事前に通達もされていました。決してフランスが意図的に有利に振り分けをしたのではありません。偶然、片方の組に偏ってしまった形です。》と投稿。忖度を否定した。
決勝のスタートリストについても、米国の研究者による「必ずしも中央のレーンが有利ではない。外側のレーンにいくほどタイムが伸びる」との研究結果がある。
フランス有利の真偽はともかく、今回のパリ五輪には多くの人がモヤモヤを感じているのは確かだろう。