佐々木朗希はそれでも大手を振ってメジャーに行く…米メディアは断念報道、不安材料山積も
その一方で、高校時代のU18の登板時に右手指のマメを潰したにもかかわらず、続投を志願したことがある。投げたいときも自分の意思を貫こうとするのが佐々木朗希だ。
「周囲がどんな反応を見せようが、我が道を行くタイプです」と、さる球界関係者がこう続ける。
「23年1月には自ら選手会の事務局長に連絡して、脱会を通達。昨オフは自身の代理人弁護士を通じ、球団に対してポスティングによるメジャー移籍の容認を迫った。“アメリカに行かせろ”の一点張りで、球団も対応に苦慮したそうです。この一連の騒動は、選手間でもワガママとみる向きがあるほどです」
今年11月に23歳を迎える佐々木が今オフにメジャー移籍すれば、「25歳ルール」によってマイナー契約しか結べない。
「佐々木の目標はあくまでメジャーで成功すること。17年オフにエンゼルスとマイナー契約を結んだ大谷翔平の契約金は約2億6000万円、最低年俸の約6200万円だった。6年目のオフにようやくFAとなり、1000億円契約を勝ち取った。朗希もFAで大型契約を勝ち取るには、6年間ケガなく安定して成績を残す必要がある。まして、過去の日本人メジャー投手は、日本時代の疲労蓄積も影響し、大谷に加え、松坂大輔、ダルビッシュらが肘の靱帯を損傷。『トミー・ジョン』手術を受けている。いまフル回転すれば、間違いなく肩肘への負担がかかり、メジャーでのプレーの足かせになりかねない。いくらひ弱と言われても、同僚選手やファンから白い目で見られようとも、このオフ、夢を追いかけて海の向こうへ足を踏み入れるつもりでしょう」(同)