ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

公開日: 更新日:

佐々木朗希(22=ロッテ)に対するタンパリング(事前交渉)疑惑のあるドジャースに対して怒り心頭なのは、メジャーの29球団に限りません。日本のプロ球団もいい迷惑、冗談じゃないと思ってますよ」

 こう言うのはさる放送関係者だ。

 今年3月、MLB(大リーグ機構)はタンパリングを厳しく禁止するため、日本のプロ球団を含む他国のプロリーグ(韓国、台湾、メキシコ)のチーム及び選手との関係性を解消するよう、全30球団に対して通達した。つまり業務提携をしていれば解消しろということだ。

 同時にメジャーのスカウトも、球場以外の選手との密会を厳しく禁じられた。

 それもこれもメジャーの29球団が、ドジャースの佐々木に対するタンパリングを疑ったことがきっかけといわれる。

■妬み、嫉み、やっかみ…

 カネも人気もあって11年連続でプレーオフに駒を進めている西海岸の名門球団が、大谷翔平(30)や山本由伸(25)を獲得したうえ、「投手としての素質は彼ら以上」と評判の佐々木まで手に入れようとしているのだから妬み、嫉み、やっかみはあって当然だ。

 佐々木が今オフ、ポスティングでメジャーに挑戦するとしても、25歳未満だからマイナー契約しか結べない。資金力のない球団にも獲得のチャンスがあるわけで、それこそドジャース以外の29球団も狙っている。ドジャースが怪しいと声を上げた結果、いまさらタンパリングを厳しく取り締まるお達しが出たところで、どれほどの効果があるのか……。

「日本のプロ球団と業務提携を結んでいたメジャー球団が、日本人選手の情報を公に手に入れづらくなるということはあるかもしれません。MLBの通達によって割を食うのは、むしろ日本のプロ球団ですよ」と、冒頭の関係者がこう続ける。

「3月の同時期、MLBの通達はNPB(日本野球機構)を通じて12球団にも届いています。メジャー球団と業務提携を結んでいる球団は解消しなさいとね。業務提携にはさまざまな形態がある。人的交流を目的としていた日本のあるプロ球団はフロント職員をメジャー球団に派遣、球団のシステムやビジネスを吸収させていたのですが、3月の通達によって職員を引き揚げざるを得なくなったのです。日本のプロ球団にしてみれば、自分たちに非があるわけじゃないのになぜ……と釈然としないでしょうし、いい迷惑ですよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  2. 2

    巨人「助っ人野手の獲得下手」汚名返上できた納得の理由…今年はなぜ2人とも“当たり”?

  3. 3

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  4. 4

    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

  5. 5

    金銭トラブル退団ヤクルト畠山コーチ「若かりし頃の愚行録」…酒浸りでデーゲームに朝帰り、練習サボって風呂

  1. 6

    大谷が2026年WBCを辞退する可能性…二刀流継続へ「右肘3度目手術」は絶対避けたい深刻事情

  2. 7

    中日「ポスト立浪」に浮上する“第3の男” 侍J井端弘和監督、井上一樹二軍監督の名前が挙がるが…

  3. 8

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  4. 9

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”

  5. 10

    ヤクルト畠山コーチが突然の退団 原因は金銭トラブルか…水原一平事件では「畠山は大丈夫か?」との声が

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  2. 2

    巨人「助っ人野手の獲得下手」汚名返上できた納得の理由…今年はなぜ2人とも“当たり”?

  3. 3

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  4. 4

    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    松原千明ちゃんとの結婚と死会員限定記事

  2. 7

    松田聖子が『博士ちゃん』昭和歌手特集でランク圏外のナゾ…令和もトップ走る聖子らしい“こだわり”

  3. 8

    巨人・阿部監督「心折れそう」…ヘルナンデス痛恨の左手首骨折離脱で現場&フロントWパンチ

  4. 9

    「24時間テレビ」に“旧ジャニーズ不要論”噴出…20年以上続いたメイン司会途絶えて視聴率回復の皮肉

  5. 10

    やす子「24時間テレビ」での好感度上昇は諸刃の剣…早くも“イジリにくい芸人”になる懸念