W杯出場枠「4.5」→「8.5」に増え…森保監督は最終予選前日会見で余裕しゃくしゃく
サッカー日本代表は昨4日、2026年W杯アジア最終予選初戦の中国戦を前に、試合会場の埼玉スタジアムで最終調整。冒頭の15分間を報道陣に公開した。
性加害疑惑で不起訴になり、1~2月のアジア杯以来、約7カ月ぶりの復帰となったMF伊東純也(31=スタッド・ランス)や同じく7カ月ぶりの復帰となるMF三笘薫(27=ブライトン)もリラックスした表情を見せた。招集された全27選手がランニング、ストレッチ、ボール回しを行った。
森保一監督(56)が前日会見を行い、代表に復帰した伊東と三笘の起用法について「同時先発するのか?」とメディアに聞かれたが、「そこは試合を見て楽しんでもらえたら。どちらも日本代表にとって大きな武器になる。出場した時間の中で最大限発揮して得点に絡んでもらいたい」と煙に巻く一幕もあった。
会見は終始、和やかムードで進んだ。前々回、前回と2大会連続でアジア最終予選は黒星発進の“鬼門”。さらに今回の中国を率いるのは、前回の初戦で日本を破ったオマーンの元指揮官ブランコ・イバンコビッチ氏だが、今回はアジアからの出場枠が「4.5」から「8.5」に大幅増となることが決まっているだけに悲壮感はなし。森保監督の柔和な表情に、8大会連続出場への余裕と自信がにじみ出ていた。