大の里は相撲協会の「希望の星」…大関昇進ほぼ確実、日増しに高まる“和製横綱”の期待
192センチ、182キロの巨体が飛んだ。
昨18日の9月場所11日目、冷や汗ものの勝利を手にしたのが大関とりを狙う大の里(24)だ。
琴勝峰を土俵際に追い詰めながら、攻め急いでしまったのだろう。足が揃ったところで体勢を崩され、土俵にダイブ。今場所初黒星か!?と思われたが、琴勝峰の右足が先に土俵を割っており、初日からの連勝を「11」に伸ばした。
大関昇進ノルマは今場所12勝以上のため、残り1勝。昇進は確実で、相撲協会内では早くも「次の横綱」と期待する声が日増しに高まっている。
そうなれば、2019年に引退した師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)以来となる、角界待望の和製横綱。師匠も同じ立場で期待されたものの、昇進早々にケガをしてしまい、横綱としては在位12場所で36勝36敗97休と、散々な成績でマゲを切った。
大相撲はもっか存亡の危機と言えるほど、人気低下が激しい。といっても、ファン人気は高く、今場所も前売りチケットは発売初日に完売。その一方、入門志望者は年々減り続けているのだ。