一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

公開日: 更新日:

 一に稽古、二に稽古、三、四がなくて五に稽古である。

 5月場所で初賜杯を掴んだ大の里(23)。昨27日、所属する二所ノ関部屋で行われた一夜明け会見では「実感が湧いた」と笑顔を見せ、「上に上に駆け上がりたい」と今後の抱負を語った。

 そんな大の里を一門の親方衆が語る際、必ずといっていいほど出てくるのが稽古への言及だ。

 優勝が決まった直後、高田川審判部長(元関脇安芸乃島)は報道陣の囲み取材中、3回もこの言葉を使った。

「(大の里は)強いな、と。後はしっかり稽古をして、ケガなく体をつくってほしい」

「まずは稽古。稽古をしないとケガをする」

「まだ若いし、どれだけ強くなるのか。そのためにも稽古」

 芝田山親方(元横綱大乃国)も本紙に、「まだまだ稽古が足りない。1時間やそこらの稽古で息が上がってるようではね」と話していた。

 いずれも一門連合稽古で大の里の稽古を見ている。そこで物足りなく映っているからこその指摘だろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇