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六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

“遅きに失した”Jリーグ人件費抑制策「プロABC契約」撤廃…25年前に施行されたルールをやっと変更

公開日: 更新日:

 Jリーグは、9月の理事会で1999年から導入されていたJリーグの契約制度「プロABC契約」の撤廃を含む大幅な改定を行うことを発表した。

 日本サッカー協会(JFA)、日本プロサッカー選手会(JPFA)などと時間をかけて議論を続けてきた。その結果、「選手のステータス向上」「海外クラブとの選手獲得競争や海外クラブ移籍による移籍金獲得額の向上」に向けて、制度の改定を実施すべきと判断した。

 正直なところ「遅きに失した」という印象は拭えない。何しろ25年も前に施行されたルールが、そのまま踏襲されて今日に至ったのだから。

 ただ、選手を取り巻く環境は、時代の変化とともに改善されてきたのも確かであり、それが今日のJ60クラブに繋がったのだろう。今回は「明文化」されたことに意義があるのかもしれない。

 と言ったところで「プロABC契約」が何を意味するか、分からない読者も少なくないだろう。

 まずは、Jリーグの選手契約における推移を簡単に紹介しよう。

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