日本ハムと決戦!ソフトB小久保監督が背負う「CS敗退なら手のひら返し」の重圧
ソフトバンクは過去に2度、苦い思い出がある。ダイエー最終年の2004年はレギュラーシーズンで勝率1位ながら、プレーオフで西武に敗退。当時はプレーオフの勝者が優勝というルールだったため、王監督率いるソフトバンクは最終的に2位という結果に終わった。
2010年は3年契約の2年目だった秋山監督が、親会社がソフトバンクになってから初のリーグ優勝を達成。しかし、CSで3位ロッテに敗退し、「史上最大の下剋上」と話題になった。
「04年はちょうど、親会社がダイエーからソフトバンクに代わる時。孫オーナーは王さんの大ファンで、監督交代の声は一切なかった。一方、秋山監督は就任1年目の09年も3位で出場したCSで敗退。CSで2年連続負けたとあって、球団内では『秋山さんは短期決戦に弱い』と不安視する声も出ていた。結果的に秋山監督は14年まで指揮を執ったが、11年に日本一を達成できていなければ、3年契約終了時点で退団していたかもしれません」(前出の球団OB)
ロッテの下剋上を許した10年は、小久保監督もまだ現役だった。悔しさは身に染みて理解しているはずだ。