J2降格の鳥栖「八百長疑惑騒動」の深層…煽情的ワード散りばめアクセス増狙いか

公開日: 更新日:

「J2降格の鳥栖に八百長疑惑」というタイトルのネット記事が波紋を呼んでいる。

 コトの発端は山口県の地方紙「山口新聞」運動面の記事だ。

 J1鳥栖は19日の京都戦に敗れて来季のJ2降格が決まった。

 翌20日、山口新聞が<クラブ幹部の判断が混乱を招いた。今季序盤。監督(のさい配)に疑問を持つ幹部が、他のJ1クラブのコーチに助言を仰ぐようになった。同コーチは旧知の選手、スタッフに直接指示を出してプレーに迷いを生じさせた>と報じた。

 これがネットを大いにザワつかせた。

 町田の金明輝コーチは2021年オフに鳥栖の監督を退任後、在任中にパワハラ行為があったと日本サッカー協会に認定され、ライセンス資格をS級からA級に格下げされた。

 S級を再取得して23年にJ2町田のコーチに就任してJ2初優勝・J1初昇格と24年のJ1優勝争いの原動力となった。 

 その金コーチが鳥栖の選手たちにアドバイスを送ったことが<試合の戦略・戦術・起用・トレーニングなど第三者や部外者への開示禁止><監督やコーチなど育成部門の責任者には守秘義務がある>など「Jリーグ規約に抵触するのでは?」と話題になり、ネット記事の見出し「八百長」が火に油を注いだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ