小久保ソフトBに警戒され阿部巨人に狙われる、DeNAオースティンの人気度…来オフは完全フリーで移籍市場へ
「相手は走攻守全てのレベルが高く強い。うちは全員が束になってかかっていかないと勝てない相手だと思う」
セ3位で日本シリーズに挑むDeNA・三浦監督は会見で謙虚に語った。
一方、貯金「42」と圧倒的な強さを見せてパを制したソフトバンク・小久保監督もこう言った。
「DeNAは強力打線というイメージ。特にオースティン(33)には交流戦でも同点3ランを打たれたし、長打が打てるバッターが多いので警戒したい」
6月8日の横浜スタジアムでの交流戦。3点リードの八回無死一、二塁で、2番手の松本裕が147キロの直球をDeNAのオースティンにバックスクリーン左へ、2試合連続となる5号3ランを浴びた試合だ。
そのオースティンは今季最終盤に安打を量産し、大逆転でセ首位打者に輝いている。巨人とのCSファイナルステージでも活躍。小久保監督に名指しで警戒されるほどだ。さる球界関係者がこう言う。
「首位打者を取ったオースティンは3年契約最終年でもあり、巨人が水面下で今オフの移籍の可能性を調査したようです。巨人はシーズンを通して貧打にあえいだし、CSでも打たれましたから。結局、来年はDeNAに選択権のあるオプションが付いていて、実質4年契約のようなものだから、今は手が出せないことが分かったが、来オフは完全にフリーになる。今季年俸は4億3500万円と高額。これ以上は資金力のある球団しか手に負えなくなりますから」