引退のソフトB和田毅が吐露していた「加齢」「怪我」「覚悟」と「意外な不安」
昨季の平均球速142.6キロは日本球界復帰後の自己最速。そう水を向けた本紙記者に、「でも、MAXは(前年の149キロから2キロ減の147キロに)下がっている」と、こう続けた。
「球速は大事ですよ。自分にそれだけの能力があるという数値なので。そのつもりで日々練習に取り組まないと、すぐに能力値は落ちる」
今季、直球の平均球速は142.5キロ。昨季から0.1キロ減で、最速もさらに1キロ落ちた146キロ。もともと「速球派」ではない和田でも、年々下がる球速に思うところはあったのだ。
「37歳で左肩を故障してからは、『次に投げる1球で体がぶっ壊れるかもしれない。自分はいつ終わってもおかしくはないんだ』という覚悟で投げています」とも語っていた和田。通算165勝左腕が静かにグラブをおく。
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和田と言えばストイックすぎるほどの練習量で有名だが、元広報が見た「走りまくりの現役生活」とは、いったいどのようなものなのか。メジャー挑戦を経て、なぜ「やってきたことは間違いじゃなかった」と漏らしたのか。
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