国内男子賞金王と大騒ぎしても女子ツアーでは五指にも入らない現実…今季「億り人」は女子7人で男子2人
【日本シリーズJTカップ】最終日
6人に賞金王の可能性があった男子ゴルフの最終戦は、賞金ランク1位の平田憲聖(24)が通算イーブンパーの17位に終わり、同ランク2位で通算9アンダー3位に入った金谷拓実(26)が約288万円差を逆転。初の賞金王に決まった。優勝は通算12アンダーのS・ノリス(42)だった。
賞金王争いが大きな話題となった今大会だが、稼ぎ頭となった金谷の今季獲得額は約1億1955万円。これを国内女子ツアーの賞金ランクに当てはめれば6位の桑木志帆(21=約1億3075万円)より下の7位でしかない。
ちなみに、女子の賞金ランク1位は今季8勝の竹田麗央(21)の約2億6573万円。女子の2億円超えは4年連続だ。
その女子ツアーは今季、昨年より1試合減っても37試合で賞金総額は約44億円。男子は24試合で総額約32億円。今季2勝の金谷の稼ぎも納得だ。
女子の賞金女王が1億円を超えたのは2000年の不動裕理が最初。03年から12年間は1億円台が続き、初の2億円突破は15年のイ・ボミだった。4年ほど1億円台に戻り、コロナ禍の20-21年シーズンの稲見萌寧から2億円台になっている。